不安やストレスが続く昨今の状況もあり、お子さんのおねしょが続いて心配なママも多いことでしょう。「しつけや接し方の問題?」と思いがちですが、おねしょはママのせいでも子どものせいでもありません。子どものおねしょを改善するために、どういったことに気をつければ良いのか小児科看護師がアドバイスします。
おねしょ改善のため〝やってはいけない〟こと
子どものおねしょが続くと、ついやってしまいがちなこと…それは「夜に起こす」「焦る」「叱る」この3つです。しかし、これはどれも逆効果! お子さんのおねしょを改善するために大切なのは、この3つを〝やらないこと〟です。
1.起こさない
おねしょが気になるからと、夜間起こしてまでトイレに行かせる必要はありません。成長ホルモンの分泌のためにも、夜ぐっすり眠ることは大切。 また、おしっこが気になりお子さんがぐっすり眠れず、不眠の原因になってしまうため、ママもあまり神経質にならないことが大切です。
2.焦らない
子どものおねしょが続くと「自分の育て方に何か問題がある?」と気になるママも多いと思います。しかし子どもの成長には個人差があって、早くオムツが取れる子もいれば、遅い子も。 おねしょについては膀胱の大きさやホルモンの関係も大きく、お子さん自身の問題や親の育て方というよりは、体の発達の早さの違いでもあるのです。 ですのでママも自分を責めず、子どものペースに合わせて成長を待ってあげることが大切です。
3.叱らない
子どももおねしょをしたくて、している訳ではありませんので、叱るとむしろ逆効果! 精神的ストレスから余計におねしょがひどくなる場合があるので、叱らないようにしましょう。 また、子どもは親の様子を敏感に感じとります。おねしょをしたときの「ちょっとしたひと言」に傷つくこともあるのです。「おしっこで濡れて、気持ち悪かったね」と労りつつ、何事もなかったかのようにお着替えさせてあげることが大切です。