女性にありがちな病気のひとつ「片頭痛」…突然襲ってくる強い頭痛に、悩まされている人も少なくありません。 そんな「片頭痛」の症状が〝休みの日だけに起きる〟という方はいませんか? もしかしたら、それは「休日片頭痛」かもしれません。 リラックスできると思われる休日に、どうして頭痛が起きるのでしょうか? 「休日片頭痛」の原因と対処法について、詳しく解説します。
休日片頭痛の原因は? 自律神経の乱れによるもの?
働くママにとって休日は、身体を休めたり、平日にたまった家事をしたり、子どもたちと遊んだりすることができる貴重な時間…ところが休日になると頭痛が生じる「休日片頭痛」に悩まされる人もいます。 残念ながら現在のところ「休日片頭痛」を引き起こすはっきりした原因は分かっていません。そのため、確実な予防法もないのが現状です。しかし、考えられるメカニズムは以下です。 休日になると、育児と仕事に追われる忙しい平日の緊張感が一気にやわらぎます。すると平日に過度に働いていた、自律神経の一種である「交感神経」への刺激が急激に緩み、自律神経のバランスが乱れることがあります。 自律神経は、私たちの身体の様々な機能を調節しています。血管を拡げたり縮めたりして、調節を行うのも自律神経の役割。一般的に、緊張やが張り詰めた状態が続くと血管は縮まり、緊張感が緩むと血管が拡がります。 頭の血管が急激に広がると、周囲の神経を刺激することで頭痛を引き起こすと考えられます。つまり、自律神経のバランスが乱れることで、頭痛を引き起こしやすくなることが考えられるのです。