歯並びに悪影響を及ぼす「口や舌の癖」
子どもの「お口周りの癖」は、そんなに気にしてない方も多いのではないでしょうか? しかし成長段階にある子どもの身体では、比較的小さな負荷でも、歯並びや噛み合わせに影響を与えてしまうことが考えられます。 例えば、次のような習慣や癖が悪影響を及ぼすことがあります。
●指しゃぶり
上下の噛み合わせを悪くする。開咬や上顎前突(出っ歯)を引き起こしやすい。
●片咬み
食べ物を噛むとき、片方にかたよると、顔の歪みや変形を起こしやすい。
●頬杖
人間の体のパーツで最も重い「頭」を一点で支えると、重みが集中するため、顎が変形したり噛み合わせがずれる原因につながる可能性がある。
●うつぶせ寝・横向き寝
うつ伏せや横向きの状態で寝ていると、顎の骨に負担がかかる。長時間の睡眠となるとその影響は少なくはなく、顎が変形したり噛み合わせがずれたりする可能性がある。
●舌の癖
前歯を舌で押す癖や、食べ物を飲み込む時に舌を出す様な癖があると、上顎前突(出っ歯)や開咬を引き起こす可能性がある。
●口呼吸
慢性的な鼻炎等が原因で口呼吸が習慣化してしまうと、口の周りの筋肉が緩み、出っ歯や受け口の原因になりやすい(※1)。