玄関収納のヒント
家族全員の靴の定位置を決め、たたきに置かないクセづけを
たたきに靴が脱ぎっぱなしの悪習慣を変えるには、人別に収納する場所を与えて。「しまう場所が明確だと、自分のものは自分で管理するのがあたりまえに!」
収納場所のそばで乾かし、ちょい置きを防止
レインコートは着脱する玄関が定位置なので、使用後は玄関で干すのが正解。離れたベランダで干すと、戻すのがめんどうで適当にちょい置きしがちなのでNG。
保護者会セットを用意し、ダブり買いを防ぐ
保護者会で使う名札プレートとスリッパはまとめて収納。使用頻度が低いからといって定位置がないと、どこに置いたか忘れて、あるのに買ってしまうことも。
適量をキープするのも出しっぱなし防止に効果的
各自の靴は片手でサッと出し入れできる量に限定。「ギュウギュウで何かを動かさないと入らない状態だと、めんどうになり、片づけの習慣がつきにくいんです」
子ども部屋収納のヒント
ランドセル置き場しだいで翌日の準備がラクに
明日の用意をあとまわしにする悪習慣を変えるには、ランドセル置き場を学用品の近くに設けて。教科書などの入れかえがスムーズで帰宅後すぐやる習慣がつく。
全部見える収納なら引き出し内は整ったまま
量が少ない子どものボトムスは引き出しへ。立てて収納すると全部見えるので選びやすい。重ねると下のものを取った拍子に洋服がグチャグチャになるので×。
遊びと片づけをセットに! 出しっぱなしを防ぐ
おもちゃは遊びの種類ごとに入れ物を分け、入れ物ごと遊ぶ場所に持っていく仕組み。「収納ケースがすぐ近くにあると、片づけのスイッチが入りやすくなります」
“家事分散”したいなら、物の配置やしまい方、生活動線を見直して、家族にも家事がしやすい環境を整えることが大切です。
とはいえ、ママひとりで孤軍奮闘するのは辛いもの。パパや子どもたちも巻きこんで、使いづらい収納はどこか話し合ってみて。そして、うちでもマネしやすそうだな、便利そうだなと思うアイデアがあったら、ぜひ実践してみてくださいね。
取材/小松﨑裕夏 撮影/masaco 『CHANATO』2019年7月号より ※掲載内容は取材当時のものです。