共働き時代は「家事分担より家事分散!」。夫婦で抱える家事の総量を減らしていこうというCHANTO WEBのオピニオン企画。

 

前回「家事分散を推進するのは「頑張らならくても片づく家」【#悩める家事分担】」では、家事分散が格段にしやすくなる「片づけ方」のヒントをご紹介しました。

 

最後となる第8回目は、「家族みんなが片づけやすい収納方法」を場所別にご紹介します。

 

「収納の仕組みや場所を変えるだけで、悪習慣まで改善することができますよ!」と断言するのは、整理収納アドバイザーの伊東さん。具体的な方法を教えてもらいました。

 

教えてくれたのは…
整理収納アドバイザー伊東裕美さん


楽しみながらお片づけ"をモットーに活動。夫と長女、次女、三女の5人家族。著書に『魔法の声かけで子どもが自分で動き出す!』(日本実業出版社刊)がある。

 

リビング収納のヒント

 

机の真下に一時置き場を設置すれば散らからない

仕事にも使うダイニングテーブル。夕食などで作業を中断する際は、下に置いたキャスターつきの引き出しにものを移動。適当な場所に置いてゴチャつくのを防ぐ。

 

ポールハンガーでソファのちょい置きを阻止

カーディガンやバッグなど、ソファについ置きがちなものにこそ定位置を作って。「省スペースで圧迫感が出ない、壁に立てかけるポールハンガーがおすすめ!」

 

紙類はアプリで管理し、紙で持たないからすっきり

毎日ふえるプリント類はアプリで管理。撮影したら捨てればいいので、部屋がゴチャつかない。「無料でタグ検索できるアプリ"ポスリー"を使っています」

 

ラベリングすれば片づけが定着しやすい

ものの名前をマスキングテープなどに書き、しまう場所にペタリ。「文字を見るたびにしまう場所が頭にインプットされ、自然と片づけの習慣がつきますよ」

 

キッチン収納のヒント

 

掃除や作業の効率化のため調理台にものは置かない

調理台に調味料などを置くと、どかすのがめんどうでふき掃除をサボリがち。ものがなければどかす手間がなく、掃除がしやすい。作業スペースも広くなって◎。

 

1 引き出し1 アイテムに絞ると片づけやすい

夫が洗い終わった食器を片づけない理由はたいてい、片づける場所がわからないから。引き出し1 個、棚の1 段ごとにしまうアイテムを1 つに絞れば、迷わない。

 

汚れを可視化しこまめに掃除する

排水口のカバーは取りはずし、ゴミが見える状態に。汚れが気になり、掃除のサボリグセが自然と改善できる。「来客時はもちろんカバーをつけて目隠しを」

 

ゴミ箱の置き場所を見直し、ゴミの放置を改善!

夫や子どもが食品容器や空き缶を水でゆすぐだけで捨てない…。「そんなときは動線を見直して。シンクとゴミ箱が近ければ、捨てる習慣がつくはずですよ」

 

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