周囲に気を遣い過ぎる子どもは感性が空洞化する?

以前放送された教育番組『ウワサの保護者会』(NHK)では、とあるお母さんから「周りに気を遣いすぎて、自分の思いを伝えられないひとりっ子。いったいどうしたらいいの?」というお悩み相談をピックアップ。

 

VTRによると、彼女の娘は家族の食事を取り分けたりとかなり“いい子”なのですが、なかなか自分の主張ができないそうです。

 

これに“尾木ママ”こと尾木直樹さんは、「いい子症候群」という言葉を紹介。今回のケースで娘はお母さんの喜ぶ顔見たさに“いい子”な行動をしていたものの、「お母さんが喜んでくれる対応をするようになってくると、自分の感性っていうのが空洞化してくるの」と語っていました。

 

同じような悩みを持つ保護者は多いようで、「息子が“いい子ども”を演じている気がする。そんなことしなくてもいいのに…」といった声も。手がかからない子どもは親からすると大歓迎ですが、“ワガママを言わせる”努力も必要なのかもしれません。

 

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文/河井奈津