気温や気圧が変化しやすい春。何となく体調が優れずすっきりしない…といった症状に悩まされる方もいるのではないでしょうか。はっきりと原因が分からない辛い体調不良は、もしかしたら天候の変化によって生じる「気象病」かもしれません。春に起こりやすい「気象病」の特徴と対処法について詳しく解説します。
「気象病」ってどんな病気?
「気象病」とは、気温・湿度・気圧・天気など「天候の変化によって、身体に何らかの不調があらわれる」病気のことです。 症状は人によって異なり、頭痛、めまい、持病の関節痛がひどくなる、気分が落ち込む…などさまざま。 気象病がどのようなメカニズムで引き起こされるのか、明確には解明されていませんが「耳」が関係しているとの説が有力です。 耳の奥には気圧の変化などを感知するセンサーがあり、気候の変化によってこのセンサーが過剰に刺激されると、自律神経のバランスが乱れやすくなるとのこと
(※1)。その自律神経の乱れが様々な症状を引き起こすとされています。 また、気圧が低くなると血管が広がりやすくなるため、血管の周囲を走行する神経を刺激して、頭痛などの「痛み」を引き起こしやすくなるとの説もあります。