白髪は老化現象のひとつですが、実は30代後半頃から現れ始めます。早い人では20代後半頃からチラホラ目につくように。意外と知らない「白髪」の生え方のメカニズムと、白髪があらわれやすい病気について、詳しく解説します。

 

なぜ白髪が生えるの?

 

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白髪はごく当たり前に生じる老化現象のひとつですが、そもそもなぜ年齢を重ねると髪の色が白くなってしまうのでしょうか? 髪の毛は、毛根の「毛母細胞」と呼ばれる部位で産生されています。 毛母細胞で作られた生まれたての髪の毛には色がありません。つまり、生まれたての髪の毛は「白髪」ということ。 毛母細胞を取り巻くように存在する色素細胞が産生する「メラニン色素」が、生まれたての髪の毛に浸透することで、髪の毛に色がついていくのです。 この色素細胞の数は、徐々に減少していくことが分かっています。そのため年齢を重ねるとメラニン色素の量も少なくなり、ついには生まれたての「色がついていない髪の毛=白髪」が生えるようになるのです。

 

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