声をかける大人たちの気持ちは…
知らない人から突然お菓子を渡されたら困惑してしまいますが、シチュエーションによっては“渡す側”の気持ちを理解する声も上がっていました。ネット上では、「他人の子どもでも機嫌が悪そうだったら何とかしてあげたくなる」「困っている子どもは助けたい気持ちが芽生えるから、おせっかいを焼くかも(笑)」といった意見が。たとえ見ず知らずの子だとしても、放っておけないという気持ちが働くようです。
では困っている子どもを見かけた場合、自ら話しかける人はどれほどいるのでしょうか? 以前実施した「子どもの防犯に関する意識調査」(Hamee株式会社調べ)の結果を見てみると、74.1%の人たちが“外出先で困った様子の知らない子どもを見かけたら声をかける”と答えました。
また25.9%の“声をかけない”と回答した人に理由をたずねたところ、最も多かったのは「不審者と誤認されたくないから」の69.7%。困っている子どもに話しかけない人は女性より男性の方が多く、“不審者扱い”を心配する人も男性の方が高い割合を占めています。
知らない子どもに話しかけたり、お菓子をあげたりするのは意外と勇気がいる行動なのかもしれません。知らない人が子どもにお菓子を渡そうとしてきても、その場では無下に扱わずに丁寧な対応をとっていきたいですね。
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文/内田裕子
参照/Hamee株式会社「子どもの防犯に関する意識調査」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000564.000009971.html