子どもの誤飲には、ヒヤッとした経験のある方も多いのでは。生後6か月頃から急増して1~2歳でピークを迎え、3~4歳頃までよくみられます。なかでも「薬」による誤飲事故の報告は、たばこに次いで2番目に多く、場合によっては中毒症状が出る可能性もあり大変危険です。子どもの誤飲事故について詳しく解説します。

 

 

飲しやすいのはどんな状況?

 

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日本中毒情報センターによると、誤飲事故のほとんどは目を離した「ほんのちょっとのすき」に起こっています。 子どもは、身の回りのものを何でも手に取ってしまうもの。 手の届かなそうな場所でも、年齢によっては椅子などを利用して取りだし、誤飲してしまうといった事故も発生しているのです。 「薬」の場合は以下のような理由により、誤飲してしまうケースもあるので、該当しそうな例があれば気を付けましょう。

●大きさや見た目がお菓子に似ている
●シロップの薬の味が好きで飲んでしまう
●親が飲んでいる薬に好奇心がわく

 

こういったケースを見ると、薬の管理は「見えないところに置く」だけでは不十分な可能性があります。 薬の誤飲対策について、詳しく解説します。