2019年に公開された埼玉県を“ディスる”エンターテイメント映画『翔んで埼玉』。先日テレビで放送された際に、「ゼリーフライ」という食べものがSNSで話題になりました。多くの人が疑問を感じたゼリーフライの正体に注目していきましょう。

 

ゼリーを使わない「ゼリーフライ」って!?

ゼリーフライと聞くと、ほとんどの人が「ゼリーを油で揚げたもの」を思い浮かべるはず。ネット上でも「ゼリーフライって何だろう。フライドアイスやフライドバターの親戚?」「さすがにゼリーで作ってるワケない、と信じたい…」といった声が寄せられています。

 

しかしゼリーフライは、プルプルの“ゼリー”とは無関係。じゃがいもやにんじんなどを小判型に整えて、油で揚げた食べものです。ではどうしてゼリーを使っていないのに、「ゼリーフライ」と呼ばれているのでしょうか?

 

埼玉県・行田市役所の公式ホームページによると、ゼリーフライは小判のカタチをしていることから「銭フライ」と呼ばれていました。その後「銭」がなまって「ゼリーフライ」に変化したそうです。

 

埼玉県民のゼリーフライ愛好者からは、「ホクホクで美味しいよ。うちではおやつ代わりに食べてる」「東京の友達にゼリーフライの話をするとビックリされる。名前はゼリーだけど、衣がついてないコロッケみたいで美味しいのに…」などの反響が。中には「色々な形のゼリーフライがあるから、コンプリートを目指すといいかも」「店によってゼリーフライの味はかなり違うよ!」というアドバイスもあげられていました。