健康志向の流れを受けて、紙たばこから“電子たばこ”に切り替えた人は多いかもしれません。しかし今年1月に発表された「世界保健機関(WHO)」の報告書が、愛煙家に大きな驚きをもたらすことになりました。

ニコチンが多くの健康リスクを高める

WHOによると電子たばこの放出物にはニコチンなどの有害物質が含まれ、電子たばこユーザーだけでなく放出物にさらされる第三者にとっても“有害”なのだそう。長期的な影響について明確な答えを出すには時期尚早としつつも、ニコチンには中毒性があるため子どもや青年が使用する場合は特に危険だと指摘しています。

 

またニコチンが脳の発達に影響を与える可能性にも言及。それだけでなく心臓病や肺障害のリスクが高まるほか、成長中の胎児に損傷を与える可能性があるため妊婦にも重大なリスクをもたらすと明言しました。

 

気になるのは「電子たばこが禁煙に役立つか」という点ですが、禁煙補助薬としての有効性に関する科学的証拠はまだ議論されているそう。一方でWHOは「経済的に実行可能な場合」として、政府の介入を提言。禁煙のために「ニコチン補充療法と非ニコチン薬物療法を促進することも検討すべき」と求めたのです。