天井が高くて倉庫のようなだだっ広い売り場に、海外ライクな超ビッグサイズのデリやケーキから日本ではあまり見かけない輸入ブランドの生活雑貨まで、さまざまな商品が並ぶ会員制倉庫型店コストコ。
テレビや雑誌で知っている人も多いかと思いますが、実際に倉庫店を訪れたことがないと、「年会費を支払ってまで行く価値があるの?」とちょっと不安になるという声も。
そこで今回は今や日本で26倉庫店も展開するコストコに潜入取材!コストコホールセールジャパンのスタッフに案内いただき、コストコ川崎倉庫店に行ってきました。多くの商品のなかで人気や話題のアイテムは?新商品やロングヒットについても、たっぷりお話を伺っています。
まずは、コストコってどんなお店なの?という基本情報から、おさらいです。
コストコ基本情報
入店するには会員になる必要があります
コストコが一般のスーパーと大きく違う点は「会員制」という仕組みです。入店するためには年会費を支払い、会員になる必要があります。年会費は以下の通りで、18歳以上であれば誰でも会員になることができます。
- エグゼクティブ会員……9000円
- 法人会員……3850円
- 個人会員……4400円
※すべて税別
会員になるには、倉庫店のメンバーシップカウンターにて必要書類に記載するだけ。その場で発行される会員カードを受け取り、当日から買い物をすることができます。このとき本人確認書類が必要となるので、忘れずに持参を。公式WEBサイトからも、会員登録をすることができます。
買い物に訪れたら、その都度エントランスで会員カードを提示します。1枚のカードにつき自分を含めた大人3人まで入店することができるので、カードを持っていない友達を誘うことも可能です(ただし高校生・18歳未満の子どもは何名でもOK)。有効期限は1年で、日本全国と海外のコストコ、どこでも利用することができます。 ここでチェックしておきたいのが「家族カード」の存在。18歳以上で同じ住所の方に1枚無料で発行できるというものです。発行しておけば、会員カードを登録した本人と、家族カードを持っている人それぞれに2名追加で同伴できるので、最大6名で入ることができるようになります。
また、コストコで取り扱いのあるものは大容量のものばかりなので、一回の支払い金額が大きくなりがち。クレジットカードを活用する人も多いですが、ここで一つ注意が必要。コストコではマスターカードのみの利用で、VISA、JCB、AMEXは利用することができません。
全国に26倉庫店!営業時間は夜の8時まで
コストコは、現在、全国に26倉庫店あります。北は北海道から、南は福岡まで。コストコのフィロソフィーとして「地元に貢献する」ということがあることから、倉庫店によって置いてある商品が一部異なるそうです。
営業時間は、基本的には朝10時から夜8時まで(祝日は9時オープン)。おおみそかの12月31日は、朝の8時から開店しています。
アイテム数はおよそ3500種類!
コストコの特徴は、なんといってもあの広いスペース。とはいえ高品質な商品を厳選して少ない種類を大量に並べているため、1倉庫店には約3500種類(コンビニエンスストアの約3分の1)のアイテムしかないのだとか。
そのなかで、コストコのオリジナルブランドである『KIRKLAND SIGNATURE(カークランドシグネチャー)』の商品数は、約1000種類を占めているそうです。
2019年12月から公式オンラインもオープン!
コストコが近くにない…という人に朗報!公式オンラインが開設されました。オンラインでしか買えない、オンライン限定アイテムもあるそうです(オンライン限定のタブから見つけられます)!
オンラインも倉庫店同様、コストコの会員にならないと買い物をすることができません。買い物する際には、会員番号を入力する必要があります。生鮮食品などはオンラインで購入することができませんが、随時取り扱いの商品を更新中。品数がどんどん増えていっているそうです。
これで、倉庫店には頻繁に買い物に行けないような人にとっても、会員登録がしやすくなりましたね。
送料は商品代金に含まれているため、合計金額以外で費用がかからないというのも買いやすいところ!商品によっては、複数で購入が必要な商品もあるそうです。
セールは?オトクな買い物の仕方が知りたい!
広い売り場にずらりと並ぶ商品を見ているだけでは、お得な商品を見逃してしまうことも。そこで、倉庫店を訪れたら必ずチェックしたいのが、エントランスに掲示してある「お買い得商品のご案内」のPOPです。 こちらは、基本的には1週間に1回(月曜日)に変更されているとか。その時期のオススメ商品や特別割引商品が紹介されているそうです。
また、メルマガも要チェック。お得な特別価格情報などをキャッチすることができます。コストコ通の会員は、こうしたメルマガであらかじめ期間限定の割引商品や欲しい商品に目星をつけて訪れるそうです。
推しの商品は、食品であれば売り場でデモ(試食)がされていたり、目につきやすい通路側のフロントに陳列されていることが多いとか。デモはいくつかのスペースで開催されており、買い物ついでに試食するのも楽しい!と話題です。
コストコで買い物をするときに知っておきたいこと
レジ袋はないので、マイバッグ持参を!
コストコは、商品を買っても日本のレジ袋のようなものはありません。車で来店した場合は、こちらのショッピングカートに商品を入れたまま、駐車場まで運ぶことになります。
そのため、細々したものがある場合は、大きめのマイバッグを持参すると便利です。冷凍商品を購入する予定があるなら、クーラーバッグも持って行くことをお勧めします。ドライアイスは倉庫店内で購入可能です。 ショッピングバッグとクーラーバッグは、それぞれレジでも販売されています(ショッピングバッグは2枚セットで328円、クーラーバッグは2枚セットで2228円)。
また、レジ袋の代わりに商品が入っていた空の段ボールを持ち運び用にもらうことができます。海外から仕入れているため、段ボール箱のデザインもカラフル!かわいい箱を見つけたら、もらって帰るという人も多いそうです。
飲み放題が60円!?お得なフードコートも
会計を済ませた先にはフードコートがあり、買い物が終わってからのランチや休憩をすることができます。 こちらもコスパ抜群で、ドリンクだけなら、なんと60円。しかも、おかわり自由!ビッグサイズのホットドッグをつけても、何と180円。これはお得…!アサイーボウル680円も人気商品とのことです。
他にも、ピザやサラダ、ソフトクリームなどが低価格で販売。このフードコートもコストコを訪れるひとつの魅力になっています。
フードコートメニューの価格は、テイクアウトについては8%の税込価格。倉庫店内で飲食する場合は、適応税率が10%に変わります。
実は写真のプリントサービスもやってます
コストコには、写真のプリントサービス(有料)もあります。通常のフィルム現像のほか、フォトブックやグリーティングカード、またインテリアとして活用できるA1・A2サイズのポスタープリントや、木枠に布地を巻きつけたキャンバスに写真をプリントしてくれるサービスも。
いざ、買い物へ!
コストコの基本情報を押さえたところで、いざ、お買い物!
「イベント的にコストコを訪れるというかたも多いですが、コストコには生活必需品の大体のものがそろっています。ご近所にコストコがあるというかたはとくに、“スーパー感覚”で、気軽に来てもらえるとうれしいです!」
いよいよ次回の記事から、「オススメランキング」について、人気カテゴリー別にご紹介します。
取材・文/松崎愛香 撮影/田尻陽子 取材協力/コストコ川崎倉庫店
※紹介している商品の取り扱い、在庫の有無についてはコストコカスタマーセンターにお問い合わせください。