こちらは、あさりのうまみを存分に楽しめるパスタ「ボンゴレビアンコ」です。
ポイントは、パスタをゆでる際に、袋に記載されているゆで時間よりも2分早くザルに上げること。こうすることで、パスタがあさりのうまみエキスをたっぷり吸ってくれるんです。
あさりの風味を生かすために野菜はアスパラを組み合わせれば、あさりとは異なる食感も楽しめます。お好みで、仕上げにイタリアンパセリをかけると風味もさらによくなりますよ。
ボンゴレビアンコのレシピ
【材料(2人分)】
パスタ(スパゲッティ)…160g あさり(殻付き) …400g アスパラ…2本 イタリアンパセリ(パセリ)…適量(あれば)
にんにく…1片 オリーブオイル…大さじ5
白ワイン…80ml
塩・こしょう…各適量
【作り方】
下準備
1.あさりは塩水につけて砂抜きをし、殻をこすり合わせるようにしてよく洗う。ザルに上げ、水けをよくきる。アスパラは斜め薄切りにし、にんにくとイタリアンパセリはみじん切りにする。
パスタを茹でる
2.深めの鍋に3リットルの水を入れ、沸騰したら塩30g(分量外)を入れる。パスタを袋の表示より2分短めにゆで、ザルに上げる。この時、ゆで汁をカップ1杯分ほど取り分けておく。
ソースを作る
3.フライパンにオリーブオイル大さじ4、にんにくを中火で熱し、沸騰してジュワーっと泡立ってきたら弱火にする。焦がさないように時々フライパンをゆすりながら、にんにくの香りをオイルに移すようにじっくり炒める。あさり、アスパラ、白ワインを入れて強火にし、蓋をして1〜2分加熱する。
パスタをからめる
4.あさりの口が開いてきたら②を入れて汁けを吸わせるように混ぜながら絡め、オリーブオイル大さじ1を入れてとろりとしてきたら塩・こしょうで味を整える。器に盛り、イタリアンパセリ(パセリ)をちらす。
PROFILE 田頭志保(たがしら・しほ)
フードコーディネーター・フォトグラファー。大学卒業後、新聞社にてカメラマンとして勤務。その後、料理と写真のテクニック、それに携わるフードコーディネーターの仕事に惹かれ、専門学校にて学ぶ。テレビや雑誌で現場技術を取得する傍ら、ロンドン〜中東での料理研究、写真活動を経て、現在フォトグラファー、フードコーディネーターとして活躍中。
取材・文/田川志乃 撮影/菅井淳子