現在、日本で大きな広がりを見せている「働き方改革」。休みが増えて残業が減ることで、働く環境は目まぐるしく変わってきています。そんな働き方改革の推進に喜ぶ人は多いですが、管理職の人たちは苦労しているよう。一体どうしてなのでしょうか?

働き方改革によって生じた「管理職へのしわ寄せ」

先日、ネット上では「働き方改革による管理職へのしわ寄せ」が話題になりました。「平社員の残業は減ったけど管理職は増加…。仕事量も今まで以上に増えた」「全体の仕事量は変わらないのに、業務時間が短縮していく。残った仕事は全部管理職に流れてきて、残業を余儀なくされる」といった声が寄せられています。

 

また管理職の負担が増えていることに関して、「働き方改革」にダメ出しをする人も少なくありません。 「結局、責任感の強い誰かが業務をこなさないと売り上げが下がる。でも責任感がない社員は『働き方改革』を盾にして頑張らない」「『ワークライフバランス』ばかり取り沙汰されて、スキルアップに関してはほとんどノータッチ。社員が成長しようとしないから、管理職の負担はこれからも増え続けそう」などの意見も。

 

生活に支障が出ている管理職も多いようで、「子どもからは『どうせ土曜日は仕事でしょ』と言われる。責任ある役職についてるけど、家族からすれば嫌だろうな」「毎晩遅くまで仕事してるのに給料は変わらない。これなら役職がなくて残業代もつく若い社員のほうが得」といった声も上がっていました。

 

管理職の負担を減らすため、「働き方改革が進められる中では難しいけど、後輩をどんどん育てるしかない」「仕事がデキる若手社員を育てて、管理職の業務を分担していったほうがいいよ」などのアドバイスも寄せられていました。