現代では、スマホでゲームを楽しむ機会が増えてきましたよね。昨年におこなわれた「ネット・ゲーム使用と生活習慣」についてのアンケートでは、約6割の人が平日に1時間以上ゲームをしていると明かされています。
長時間ゲームをやるとやめられなくなる!?
昨年の5月にWHOが「ゲーム障害」を国際疾病と認定し、世界的な対策が求められていました。そこで国立病院機構久里浜医療センターは、10歳から29歳までの若者を対象にアンケートを実施。調査結果を詳しくチェックしていきましょう。
平日の“ゲーム利用時間”を調査すると、40.1%の人が「0~1時間」と回答。「1~2時間」が27.1%、「2~3時間」が14.6%と続いています。割合は少なかったものの「4~6時間」が6.5%、「6時間以上」は約2.8%と判明しました。
またゲームをする時間が長いほど、生活への影響が大きいようです。 「ゲームを止めなければいけない時に、しばしばゲームを止められませんでしたか?」と質問したところ、「0~1時間」の中で「はい」と答えた割合は21.9%でした。対して、6時間以上の人は45.5%。長時間ゲームをプレイしているほど依存度が高まるのかもしれません。
ゲームのハマりすぎには要注意!
ゲーム障害が国際疾病と認定された現代。子どもを持つお母さんからも、「うちの息子は学校から帰ってきて毎日ゲームをしてます。熱中する気持ちはわかるけど、たまに長時間遊んでいるので心配だな…」「『ゲームは1日1時間まで!』と約束しても中々守ってくれない」などのゲームに関するお悩みが寄せられています。
ちなみに働く女性からは、「私が仕事へ行ってる間は、子どもに留守番してもらってます。目を離すとゲームで遊んでいるので少し不安になる」という声がチラホラ。
国立病院機構久里浜医療センターでは他にも、「ゲームが腰痛、目の痛み、頭痛、関節や筋肉痛などといった体の問題を引き起こしていても、ゲームを続けましたか?」と質問しています。すると「はい」と答えた割合は、「1時間未満」の人が4.3%。一方で「6時間以上」は40.5%と大きく差が開いています。
アンケート結果の反響を覗いてみたところ、「最近はオンラインゲームを通じて友達と遊べるし、何時間でもプレイできるからね。体を崩さない程度に楽しまなきゃ」「少しずつ依存していくのかな…。ハマりすぎないように注意します」などのコメントが相次いでました。
暇な時にスマホゲームで遊ぶ人は意外と多い!
やり続けるとつい熱中してしまう“ゲーム”。中にはスマホを持ち始めてから、ゲームで遊ぶ時間が多くなっている人も多いようです。2018年に株式会社リビングくらしHOW研究所は、「スマホゲーム」に関するアンケートを実施。スマホなどでゲームをする女性を対象におこなった、同アンケートの調査結果をみていきましょう。
まずスマホでゲームをする頻度を質問してみたところ、「ほぼ毎日」と回答した人が全体の63.0%を占めています。「週に4~5日」と「週に2~3日」が同じ13.7%で、「週に1日」は5.5%と判明。なおゲームをする理由は、「暇つぶし」と答えた人が最多となっていました。
さらに同アンケートでは、「ゲームをするタイミング(複数回答)」を調査しています。第1位は「自宅でリラックスしている時」の72.5%。続いて2位は「就寝前(44.1%)」がランクインしており、第3位は「仕事の昼休みや休憩中(31.5%)」。ちょっとした隙間時間にゲームをして楽しんでいるようです。
深刻な問題になりつつある“ゲーム依存”。何かに熱中するのは良いことですが、ゲームのハマりすぎには注意してくださいね。
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文/長谷部ひとみ
参照/国立病院機構久里浜医療センター「ネット・ゲーム使用と生活習慣についてのアンケート結果」https://www.ncasa-japan.jp/pdf/document15.pdf
https://www.ncasa-japan.jp/pdf/document17.pdf
株式会社リビングくらしHOW研究所「『スマホゲーム』についてのアンケート調査」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000259.000005157.html