人と良好な関係を築くためには、必ずしも「深いつき合い」が大切なのではありません。「接触」するときは、むしろ深さよりも「頻度」が高いほうが好感を抱きやすくなります。この「単純接触効果」、実はママ友関係を保つのにとても役立つのです。詳しく解説します。

「単純接触効果」とは

 

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さて、突然ですが問題です。誰かと「10時間」を一緒に過ごすとします。「一度だけ、10時間一緒に過ごした人」と「1時間ずつ、10回過ごした人」、人はどちらにより好意を抱きやすいでしょう? 正解は後者。これは「単純接触効果」という現象で、人は「接触頻度」が高いほうが親近感がわき、好意を抱きやすい。つまり、より物理的に近い相手のほうに好意を抱きやすいのです。

 

ちなみに「接触」とは、直接会うことだけではありません。電話やメール、SNSへのコメントや「いいね」といった行為も含まれます。 また人づてに「その人の話を聞いた」というのも「接触」のひとつ。会ったこともないけど、よく話題に出るので親近感がわいている「友だちの友だち」などがそれに当たります。

 

人は「知らないもの」に不安を抱き、「知っているもの」に安心を感じます。見知らぬ土地でも、馴染みのコンビニを見つけるとなんだか安心しますよね。 深い接触でなくても、何度も接触することで「よく知っている人」になり、警戒がなくなって好感を抱きやすくなる。それが「単純接触効果」です。

 

 

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