性格や仕草、言葉遣いや考え方…他人のはずなのに、なぜか顔つきまでもが似ている「似たもの夫婦」。実は、初対面のときからお互いに似ているものを感じ、惹かれ合っているのだとか。このような現象を、心理学では「類似性の法則」と呼びます。「似たもの同士」のカップルが知っておきたい、メリットとデメリットについてお話します。
なぜ「似たもの同士」のふたりは惹かれ合うのか?
みなさんが「この人と仲良くなれそう」と思うのはどんなときですか? 気が合うと思ったり、同じ趣味の話題で盛り上がったりしたときではないでしょうか。 人は「似ているものに惹かれる」という傾向があります。好きなものが同じだと他の考え方や思考も似ていると感じ、親近感を覚えるからだと考えられています。 例えば「スポーツが好き」な人は、身体を動かすのが好きだったり、先輩後輩などの上下関係に敏感だったりと、「スポーツが好き」なことに関連した「周辺特徴」がありますよね。 ひとつ「共通点」があるとそれに付随する特徴も似てくるので、分かり合える場面が増えるのです。 また「同じ」「似ている」ということは、自分の好きなものを「肯定してくれる人」とも言えます。 自分の好きなものを否定する人よりも「肯定してくれる人とつき合いたい」と思うのは、自然なことと言えるのではないでしょうか。