子どもの爪を切るときのコツ
まずは、爪切り選び。子どもの爪を切るのに、お宅ではどんなタイプを使っていますか? 子どもの弱い爪には、小回りがきいて爪への負担が少ない「ハサミ型」をおすすめします。 「クリッパー型」を使う場合にも、必ず子ども用の小さいものを用意しましょう。 どちらも嫌がる場合は、爪やすりでもOKです。それでは、切り方のポイントを3つ紹介しましょう。
<ポイント1>指を1本ずつ広げてしっかり持つ
手のひら全体をしっかり支え、指を1本ずつ開いて切っていきます。急に動き出すこともあるので、しっかり持って。
<ポイント2>先端の白いところは2ミリ残す
爪の先端の白い部分が、2ミリほど残るように切ります。両端は深く切りすぎないように注意して。
<ポイント3>仕上げは「見て触って」確認する
最後に必ず、爪の切り口が滑らかになっているか、見て触って確認してできあがりです。
爪を切るときに一番気をつけたいのが、切りすぎて深爪になってしまうこと。特に足の爪を切る際には注意が必要です。 深爪になると、爪の両端が内向きに食い込んで「巻き爪」になり、痛んだり炎症を起こしたりする場合もあります。 歩いたり走ったりする動作により力が強くかかる足は、深爪・巻き爪が起きると、姿勢や運動機能にも影響を及ぼす可能性があります。 足の爪は短く切りすぎず、四角い形に切ること。両端の角は切り込みすぎずに残し、少し整えるくらいに留めましょう。
日々のケアでは、汚れを落とすこと、乾燥を防ぐことが大切です。爪の間の汚れも、手洗いでしっかり洗いましょう。
また爪は、乾燥すると爪が割れたり欠けたりしやすいので、爪にも保湿クリームを塗るとよいでしょう。
爪切りを「嫌いにさせない」のが大事
子どもが爪切りを嫌がって、苦戦するママも多いようです。筆者もそのひとりでしたが、3人目ともなれば慣れたもの(笑)。 お気に入りのDVDを見せたり、パパに絵本を読んでもらったり、なにかに集中させて気をそらすのが一番効果的でした。 また、眠りの深いときに手早く済ませるのもおすすめ。ただし急にビクッと動くこともあるので、注意が必要です。
嫌がるのを無理に押さえつけて切ったり、深爪の痛さを経験したりすると、子どもが爪切りを嫌がってしまうことも。
ぐずったらやめる、なるべく楽しい雰囲気で、切りすぎない、が鉄則です。
文:松本 悠里香