共働きの家計の「住宅ローン」。人生でいちばん大きな買い物であり、いちばん大きな借金である住宅ローンですが、共働きの場合、身の丈以上の物件を買っている可能性が高い傾向が。改善できそうなことがきっと見つかりますよ。
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お話をうかがったのは 前野 彩(まえのあや)さん
FPオフィスwill代表。CFP®認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士。個人の家計相談を中心にテレビや講演等、全国にて幅広く活躍ズボラで節約嫌い、家計簿嫌いを自認する本人が考案した、合理的で効果バツグンの家計管理が大好評。「本気で家計を変えたいあなたへ<第3版>」(日本経済新聞出版社)他、著書も多数。http://www.fp-will.jp/

 

『本気で家計を変えたいあなたへ<第3版>』

 

住宅ローンは夫婦それぞれが借りる

 

共働きで住宅を購入する場合の大事なポイントを前野さんに伺うと、最初に出てきたのが「持ち分」について。 「共働きならそれぞれが自己資金を出し、ローンを組むことができます。持ち分は自己資金とローンを合わせた比率で登記しておきましょう」。 ローンの割合だけで持ち分が決まると思っている人もいますが、マイホームの持ち分は「自己資金+ローン」で決まるそう。貯めてきたお金もしっかりと持ち分の中に入れることができるのは安心です。
共働きなら2人でローンを組むことができます。それぞれが借り入れる場合は、夫と妻それぞれに団体信用保険(※1)がかけられるので、もしものときも安心。住宅ローン控除(※2)もそれぞれが受けられるのもメリットです。 

(※1)団体信用保険:略して「団信」と言われる。ローンを借りた人が亡くなったり、高度障害状態になったとき、残っているローンを返す必要がなくなる保障。
(※2)住宅ローン控除:当初10年間のローンの年末残高の1%、最大40万円をその年の所得税から還付する制度。ただし消費税10%に伴い、2020年末までに住宅を購入した場合は、最大13年間(計算式は異なる)の控除を受けることができる。