育児をしたことがある人なら誰もが経験するのが、子どものかわいい「言い間違い」。
「あるある!」から、なんでそうなった?というものまで、全国のママ・パパに聞いた、子どものかわいい言い間違いを年齢別に集めてみました。
言い間違いの多い年齢ランキング1位は、果たして何歳なのでしょうか?
しゃべり始めの言い間違いがカワイイ
赤ちゃんがカタコトで話し始めた時期は本当にかわいいですよね。
早ければ生後7~8ヶ月から「ママ」「ワンワン」などの単語を話し始める子もいますが、言葉の出る時期は個人差が大きいため、1~2歳頃ならまだまだ会話はゆっくりな子もたくさんいます。
乳幼児は同じ言葉を2回繰り返すのが好き。また、サ行やタ行の濁音(ザジズゼゾなど)は得意ではありません。
そのためママたちからは
「牛乳を”にゅうにゅう”と言ってました」 「うちは人参を”ニンニン”」 「ダンゴムシをなぜか”モンモンチ”と言ってました」
など、なんともかわいい発音の言い間違いを教えてもらえました。
一方、「パピプペポ」の音は言いやすいためか、
「赤ちゃん時代からかなり大きくなるまで”アンパンパン”でしたね~」 「うちなんてずっと”パンパンパン”でした」
と、多くの赤ちゃんの言い間違いエピソードが寄せられました。
2歳頃になると、
「ブロッコリーを”ぶっころり”」 「タマネギを”たまげに”」 「トマトを”たてぽ”」
などと言い間違える子が多く、幼児にとって身近な野菜は「言い間違い」の宝庫のようです。
4歳は「言い間違い」のピーク期?
今回アンケートを取ったうち、もっとも「言い間違い」報告が多かった子どもの年齢は、4歳でした。
1人でできることも増え、知識と経験につれてぐんと語彙も増えるこの年頃ですが、まだ正しく覚えたり発音するのが難しい言葉もたくさんあるのでしょう。
以下はすべて4歳のお子さんたちの「言い間違い」です。
「どうしても”高い”というべき時に”かたい”と言ってしまうんです。何度言っても直らないので、その時のシチュエーションから本当に言いたいのはどちらかを推測しています。”固い”の方は普通に言えるのに…」
「いつの間にか”くしゃみ”が”くしゃみち”になったまましばらく経ちます。ほぼ合ってるだけになんだか修正しづらくて…」
「なぞなぞ絵本にでてくるキャラクター”ぴょこたん”を、”ぴょんこたん”と言い間違えていますが、かわいいので直さずにいます(笑)」
「”スパゲティ”を”スパガッティ”と…むしろ本場の発音?」
「必殺技のことを”ひっさつざわ”と言っていました。他はほとんど流暢にしゃべるのに、そこだけ間違えているのでおかしさが強調されていてかわいらしかったです」
「食パンが”食パンマン”になってしまいます。食パンマンがすごく好きというわけでもないのに…。味のないパンにケチャップをつけるのが好きで、食パンマンにケチャップつける!と言ってきますが、なんだかちょっとヒドい話にも聞こえて困っています(笑)」
「よくアニメの主題歌を歌っているのですが、歌詞をよく聞くと”てんねんじんざい”と…。天然人材ってなんだろう?と思っていたら、正しくは”変幻自在”でした」
「4歳まで、大好きな新幹線はやぶさのことを”はぶやさ”と呼んでいました。あまりに毎日”はぶやさ”と言うので、家族の中でもすっかり定着してしまい。今では正しい”はやぶさ”の方に違和感を覚えるまでになりました(笑)」
成長しても入学しても…まだまだ続く言い間違い
さすがに5歳以上や小学生になると言い間違いもなくなるかと思いきや、まだまだ楽しい言い間違いは続きます。
「5歳の息子、”知らんぷりしないで!”と言いたいのに”知らんぷりんしないで!”と言うので、本人は怒ってるのですが私は笑いが止まりませんでした」
「5歳頃からDVDをデーブーデーと言い間違えていて、小学校1年生ぐらいまでちゃんと言えなかったです」
「6歳ですが、月曜日って何曜日?と…。本当は、何日?と聞きたかったようです」
「小1ですが、家の中をうろうろしながらうれしそうに”オレ、数歩計やってんねん!”と…正しくは万歩計ですよね」
「息子は言葉の覚え始めのころから、いろんなモノを言い間違えています。とうもろこしを”とうこしもろ”など、親でないと分からない言い間違いも多数。そして、実は私の弟も小さい頃同じように間違えていたので、久しぶりに聞いて私はびっくりです!小学生になっても、まだ色々と言い間違えています」
成長過程の「言い間違い」を親子で楽しんで
小さい頃は連発している「言い間違い」も、子どもが成長するとなぜか忘れてしまいがち。
子どもはあっという間に大きくなってしまうので、面白い言い間違いは育児日記やSNSなどに残しておいてはいかがでしょうか。いつか親子で楽しみたいですね。
文/高谷みえこ