人形遊びをすると優しい子どもに育つ!?

子どもが意地悪になるタイミングは様々ですが、できれば優しい子どもに育ってほしいものですよね。パイロットインキ株式会社は今年6月に、「『人形遊びとこころの発達』に関する実験・調査」の結果を公開。2.5~3.5歳の子どもを対象に、人形遊びの経験がどのような影響を与えるのかを調査していました。

 

まず実施したのは、実験者が子どもの目の前で「ゴホゴホとせき込む」「手を挟む」「肘をぶつける」といった行動をとる実験でした。慰めてくれたり手をなでてくれる回数をカウントすると、「人形遊びの経験が多い子ども」のほうが高い割合に。

 

さらに「援助行動」「意地悪行動」のエピソードを子どもに見てもらい、脳の活動を計測しました。「人形遊びの経験が多い子ども」は援助行動を見ても脳活動は冷静でしたが、意地悪行動を見た場合では意外性を示すような脳の反応が。この実験から、人形遊びが子どもの社会性などと結びついていることが判明しました。