【この記事は、CHANTOママライターによるウェブ限定記事です】

                       

ライター名:しらせゆみこ

 

家に植物があると、自然と心がゆるんで癒されますよね。家族のお世話に追われるだけでなく、何かほかのものに愛情や手をかける行為は、なんだか気持ちにゆとりがある日々を送っている気がします。でも、みなさんも一度は経験あるのではないでしょうか。植物がみるみるうちに元気がなくなり、残念な結果になってしまったこと……。私も、つい手入れを怠って枯らしてしまったことも、頑張っていたのにダメになってしまったこともあります。悲しくなるので、忙しい時は育てないようにしていたのですが、子育てしている今だからこそ、子どもと植物を育てたいと思うようになりました。そこで、今回は、ズボラな人でも育てられるちょっとしたコツをご紹介したいと思います。

 

手入れがラクなのは、花より断然、グリーン系

初心者にとって、花を育てるのは難しいと感じたので、私は観葉植物に絞って育てています。わが家で育てているのは、「フィカス・ウンベラータ」や「ポトス、ユッカ」。どれも水やりが頻繁でなくてよく、比較的暑さ寒さにも強い品種です。

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ウンベラータは、おしゃれな家に高い確率で見かけるので、私も!と安易に購入したのですが(笑)、いまや家のインテリアの一部となり、すくすくと育ってくれています。今年、植え替え作業を家族で行い、ひとまわり大きい鉢になりました。ユッカ(ウンベラータの後ろにちょっと写っています)は、結婚祝いでいただいてもう何年も経つのですが、水やりだけで元気に育ってくれています。二度の引っ越しにも新婚旅行中の放置状態にも耐えてくれました。

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ポトスはかなり育てやすく、上記をあわせた3つの植物の中で断トツ一位! どんどんツルが伸びてボリュームがあるので、見た目も素敵です。伸びた茎をカットして、窓がないキッチンや洗面所、トイレの花瓶に挿しておくこともあります。そうすると根っこがでてくるんですよ!  水をきちんとかえてあげれば、水挿しでも、長い間楽しめます。

 

水やりは、曜日を決めてルーティン化する

水やりが頻繁でなくていいとはいえ、毎日土の状態を観察しながらや、気づいたときに、というやり方だと、結局忘れたり、めんどうで続きません。私は一週間に一回、水やりの曜日を決めています。働くママの場合は、休日だとゆとりをもってできていいかも。こまめに水やりが必要な植物はないので、どの植物も同じ日です。これなら、ムリなく習慣になっていくので、疲れていたり忙しくても、忘れません。

 

室内で育てるときの3つの注意点

インテリアグリーンとして育てる場合、注意したいことは2点。まず、虫問題です。家の中に虫が発生するなんて、リラックスするための植物なのに気分が大幅ダウン……。そうならないために、水やりのあとは、必ず植物の受け皿にたまった水を捨てましょう。つい、たっぷり水やりすると、お世話している気分になりがちですが、逆効果。わが家で育てている3種類のグリーンは、常に土が湿っている状態にしないで、表面が乾燥してから水をあげています。週1なら自然とルールが守れますよ。また、私の経験から有機肥料を与えると虫が発生しやすいので(虫の好物なんだそう……)室内で育てるときは控えたほうがよさそうです。そのほか、小さいお子さんがいるお宅は、子どもが土に触れないよう手の届かないところに置いたり、ガードしたりするようにしてください。わが家には娘が0歳の時から植物が室内にありますが、ワイヤーネットでガードしていたので土まみれになったことは一度もありません。

 

割り切って、フェイクグリーンにしてもいい

ああ、でもやっぱり育てる自信がない! 正直めんどう! 今は余裕がない~!という方は、ムリせず、フェイクグリーンを取り入れるのも手。水やりなどの管理が一切必要なく、飾りたい場所に置くだけでいいので、かなり手軽です。最近人気のエアプランツ「キセログラフィカ」や「ウスネオイデス(スパニッシュモス)」などのフェイクグリーンなら、インテリアがグンとおしゃれになります。近づいてみないとフェイクだとわからないほど精巧に作られているものもたくさん! ニトリやいなざうるす屋などのフェイクグリーンは可愛いくってオススメ♪ 百均でもたまに掘り出し物が見つかります。

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スパニッシュモスのフェイクグリーン。夫がこれ水やりいつしているの?と聞いてきました(笑)。

 

番外編☆ベランダガーデニングに挑戦!

自信がついたら、花や野菜などの植物にチャレンジしてみて。わが家では、夏にベランダのプランターで向日葵とアサガオ、ミニトマトを育てました。超ミニミニサイズですが……。「トマトの実が付いたね!」「実を収穫しよう!」「何色の花が咲くか予想しよう!」「花が咲いたね!」「しぼんだ花で紙に色を付けよう!」と、娘と毎日観察しながらコミュニケーションをとる時間はとても楽しく、勉強になり、いろんな意味で、大きな収穫になったと思います。もちろん、園芸のえの字も知らなかった私にとっても新しい発見の毎日となりました。

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プチトマトは収穫して、食べられるのが、また、嬉しいし楽しいんです!いかがでしたか? 日ごとに涼しくなってきて秋の足音が感じられる8月。秋の夜長に植物をお迎えしてみてはいかがですか♪