「コンサルタント」とは、専門的な知識をもとに、コンサルティングを行う仕事。より砕けた言い方をするのであれば、相談に乗って解決策を提案することを指します。

 

世の中には、経営コンサルタントやITコンサルタント、投資や建設の分野でもコンサル業を行なっている人がいます。 とくに経営コンサルタントとして働きたいと考えたときに気になるのが、資格が必要なのかどうかという点。 有名な資格としては、MBAと中小企業診断士が挙げられますが、この二つの資格は何が違うのでしょうか? 詳しく見ていきたいと思います!

MBAとは?

MBAはとはビジネススクールで経営学を学び課程を修了した時に与えられる「経営学修士」という学位のことです。 Master of Business Administrationの頭文字をとって、「MBA」と表記されます。

 

MBAを取得する過程で学べる内容は各ビジネススクールによっても異なるので一概には言えませんが、人的資源の管理や財務会計、マーケティングなどを学ぶことができます。

 

MBAを取得するにはどうすればいいのか

MBAは学位なので、ビジネススクール(経営大学院)に一定期間通い、経営について学んでいく必要があります。 国内でも様々な大学や教育機関などで、社会人に向けたビジネススクールがあります。最近では通信制のビジネススクールも開講されているようです。 もちろん、外資家の企業だったりグローバルな視点で働きたいという場合は海外のビジネススクールに留学して学ぶこともできます。 いずれにしても、1~2年かけて通い、必要な単位を取得していく必要があります。

 

お金はかかるけど、その価値はある

ビジネススクールに通う最大のネックは時間と学費ではないでしょうか。 通信制をのぞけば、通学時間や講義の受講時間をさかなくてはいけません。 学費は、国立のスクールで100万円前後、私立だと250万円前後必要となります。海外に留学するなら1000万円以上は必要になるようです。

 

しかし、時間とお金をかける価値はあると言えるでしょう。 経営について体系的に学べて学位が取れるというのはもちろん、ディスカッションなどで過去の事例から知識を深めていくことができます。 また、スクールではさまざまな人と出会うことができます。経営やコンサルに欠かせない広い人脈形成には有効な環境と言えるかもしれません。

 

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