これからの季節は肌の乾燥が心配ですが、目が乾燥する「ドライアイ」にも気をつけたいところ。今年11月放送の『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)では、角膜移植の第一人者・島﨑潤先生が“角膜に傷がつく危険性”についてレクチャーしてくれました。

エアコンの使い方によっては「ドライアイ」に…


現在、若者の視力低下が嘆かれています。 同番組で公開されたデータによると、裸眼視力1.0未満の小学生は34.1%にまで増加。さらに高校生では67.2%にのぼり、過去最高値を更新したそうです。

 

原因として考えられるのは「スマートフォン」。 角膜は人体で唯一“生きた細胞”がむき出しになっているので、乾燥や細菌感染によるダメージを受けやすい部分です。実際に台湾の女性は、2年以上もスマホを最大限に明るくして長時間使用。スマホのブルーライトや紫外線の影響を受けて、角膜に500個もの傷が生じてしまいました。 島﨑先生は「角膜に取り返しのつかない傷をつけ、最悪失明に至ってしまう可能性もある」と警鐘を鳴らしています。

 

スマホの他にも角膜を傷つける原因が。テレビでもよく聞く「ドライアイ」は、これからの季節によく使う「エアコン」が原因になることも多いようです。 ドライアイ防止のためエアコンの風が直接当たる場所は避けて、「加湿器」「部屋干し」などで湿度を保つのが効果的。また「スマホ」や「パソコン」使用時は、目のまばたきが減ってしまうので注意が必要です。使うときは画面から40cmほど離れ、まばたきを意識的に増やしましょう。