個人間売買の相談件数は7年で約2.6倍に!?


実際のところ、フリマアプリやインターネットオークションなどでのトラブルはどのくらい起こっているのでしょうか? 消費者庁が公式ホームページ上で公開している「平成30年版 消費者白書」を見ていきましょう。

 

「『個人間売買』に関する消費生活相談件数」の項目を見ると、2010年の「インターネットを利用した取引」についての相談件数は2364件でした。2011年は2420件で、2012年が2356件と数値はしばらく横ばいに。しかし2015年には3484件まで急増し、2016年は4132件もの相談が。2017年の相談件数は6138件で、2010年と比べるとおよそ2.6倍にまで膨れ上がっています。

 

ネット上ではフリマアプリユーザーから、 「自分が商品を売るときは、購入者が決定した時点で配送準備。振込が確認できたら可能な限り早く発送してる」 「どんなものでも『サイズ』は書いたほうがいい! 衣類はもちろんのこと、食器や小物類まで大きさをちゃんと伝えるべき」 といったトラブルを避けるための心得が。

 

他にも 「商品はできるだけキレイにしてから送る。いくら中古品でも、汚いものを受け取った相手は嫌な気持ちになるはず」 「売り手の配慮だけじゃなくて、買い手のマナーも大切。対面してないとはいえ、お互いが気持ちよく取引できるように気をつけたいね」 などの意見があげられていました。