QRコード決済アプリや電子マネーなど、様々な支払い方法が登場している「キャッシュレス決済」。政府も「キャッシュレス・ポイント還元事業」を実施していますが、キャッシュレス決済によって意外な部分に影響が及んでいるようです。

 

キャッシュレス化の浸透で「募金の機会」が減少!?


今年10月に日本マクドナルド株式会社は、「キャッシュレスと募金に関する意識調査」の結果を公開。支払いがスムーズでお釣りが発生しないキャッシュレス化によって、店頭で募金をする回数も減ったことが指摘されていました。

 

データを詳しく見ていくと「現金(小銭)の受け取りが減ったことで、店頭での募金をする回数が変わりましたか」という質問に、22.2%の人が「減ったと感じる」と回答。24.8%は「やや減ったと感じる」と答え、合計すると“募金の回数が減った”と感じる人は47%にものぼります。

 

また「店頭でもらった小銭などのお釣りを、その場の募金箱に入れた経験がありますか」と質問したところ、54.5%の人が「入れた経験がある」と答えました。現金払いは会計のついでにお釣りを募金しやすいのかもしれませんが、キャッシュレス決済にはお釣りがないため募金の機会が減るようです。