次の子がいることのよさを伝える

 

経済的な問題、進学や就職など将来のこと、家事や育児の分担など、子どもが多くなると心配ごともたくさん出てきます。現状で夫が「負担」を感じているとしたら、次子に積極的になれないのも当然です。 人は「メリット」が「デメリット」を上回ればきちんと行動に移します。当たり前のようですが、夫が感じている「デメリット」に対し、次子がいる「メリット」が少しでも上回ることがポイントとなります。

 

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たとえば「経済面」であれば市町村の支援を調べたり、職場の産休制度について話して、育児や家事の負担についても相談しておくこと。次子がいる生活の漠然とした不安を、解消することも大事です。 また「大きくなると子ども同士で遊んでくれる」「将来は助け合ってくれる」など、次子がいることのメリットを伝えるのも忘れずに。兄弟姉妹がいるご家庭と関わり、楽しそうな子どもたちの姿見せるのも、思いのほか夫の気持ちを動かします。 この「デメリットの軽減」と「メリットの増加」は、同時にやるほうが効果的。どちらか一方ではなく、両方に目を向けるよう意識してみてください。「ふたりでがんばろう」という気持ちを、確認し合うことが何より大切です。

 

 

文:矢島みさえ