仕事と家事の両立に悩む人は多い
もし夫婦2人ともフルタイムで働いている場合、通勤時間も含めると1日のうち10時間近く家を空けているということになります。 昼間は外出しているために家事ができないとなると、家にいる朝か夜、あるいは休日に家事をやるしかないという人が多いのではないでしょうか。
しかし、家事だけに集中できればいいのですが、子どもの面倒もみなくてはなりません。その結果、家事にかける時間が減ってしまい、洗濯物が溜まってしまったり、掃除がなかなかできなかったり、料理に時間をかけられなかったりして、「家事をしっかりできないなんて親失格だ…」と自己嫌悪に陥ってしまう人も。
また、家事が溜まって家が荒れてきてしまうと、家に帰ってきても気が休まらないという状況にもなりかねません。このようなシチュエーションになると「家族が快適に暮らすためには、どちらかが仕事を辞めて家事に集中したほうがいいんじゃないか…」という考えが浮かんでくることもあるのではないでしょうか。
すべきこと2:“完璧な家事”が必要ないことを知る
「家事をきちんとできないなんて…」と自分を責めてしまう人が多いようですが、そもそも完璧に家事をこなす必要はあるのでしょうか? 気づかないうちに、自分でハードルをあげてしまってはいませんか?
大切なのは「今日くらいいいか!」と気楽に構えること。1日掃除をしなかったくらいで病気になることはありませんし、洗濯物を畳まずにそのまま置いておいても、誰かに怒られるようなことはありません。美味しいお惣菜やレトルト食品に頼ることの何が悪いのでしょうか?
もちろん、常に家をピカピカに保ちたかったり丁寧に作られた料理が食べたいという家族もいるはず。その場合は、家事代行サービスを利用したり、便利な最新家電に頼ってみましょう。
アウトソーシングできるものは、潔くアウトソーシングしてしまうことで、ストレスなく暮らすことができるようになります。
パートナーが子育てに非協力的
共働き家族に限ったことではありませんが、子育ては基本的に夫婦2人で協力していきたいですよね。
しかし、どちらか一方が残業の多い仕事をしていたり、子育てに対して当事者意識がなかったりすると、どちらか一方が「子育て担当」のようになってしまうことも。
残業の少ない部署にすぐに異動できればいいですか、タイミングよく異動できるとも限りません。 また当事者意識のない人は、そもそも子育てに自分が関わるという発想がないため、「いつかはわかってくれるはず…」と期待しても、自発的に変わってくれることはまずありません。
すべきこと3:やってほしいことは具体的に伝える
パートナーがそもそも子育てに関する当事者意識がない場合、「言わなくてもわかってくれる」ということにはあまり期待でいません。 「言わなくてもわかるでしょ?」ではなく、やらなくていけないタスクをできるだけ具体的に伝えるようにしましょう。
また、お互いの分担を“見える化”するというのも効果的。 ほとんど育児に参加していないのに「私/俺だっていろいろやってるよ!」という人は、作業の全体量がわかっていないというケースが多いのです。
1日のタスクを全て紙に書き出し、現状の作業分担がどのようになっているのか整理すると、本人も自分が全体の作業のどの程度を担っているのかをひと目で理解することができます。