コロナウイルスの影響もあり、結婚式や披露宴が延期されたり、身内だけのごく小規模な式に変更されることが増えています。

 

時期柄、今すぐにお願いされることはないかもしれませんが、今後大切な友達や自分を慕ってくれる後輩や部下の結婚式でスピーチをお願いされることもあるでしょう。

 

そんなときに、結婚する2人の門出を心から祝福できるようなスピーチのコツをご紹介したいと思います。

 

スピーチの時間は3分以内がベスト?

友人スピーチは、長すぎても短すぎてもNG。長すぎると他の来賓の人が退屈してしまう恐れがあり、短すぎてもそっけない印象を持たれてしまい、新郎新婦のイメージダウンになりかねません。

 

もちろん、式の雰囲気や新郎新婦との関係性などによって多少時間の増減はあるものですが、理想の時間は3分以内と言われています。3分というのは思っているよりも短いものです。以内にお祝いの言葉やエピソードを話すには、どのような内容を、どの順番で話せば良いかを考えることが大切です。「構成」を確認しながら、組み立てていく必要があります。

 

事前に手紙を用意し、式本番ではその手紙を読むという方法もあります。スピーチでも、手紙でも、大切なことは心を込めて準備するということ。時間にこだわりすぎるあまり内容がなくなってしまったり、ネットで紹介されている定型文を丸ごと引用したりしては本末転倒です。

スピーチは5つの構成でまとめるのがいい

友人スピーチは、5つの構成でまとめることがおすすめです。例文も確認しながら、構成を見ていきましょう。

 

1.お祝いの言葉

まずは、結婚した新郎新婦やそのご家族に向かって、お祝いの言葉を述べることが大切です。結婚式に招待してくれたお礼を添えると、さらに祝福ムードを高めることができます。

 

【例文】

・○○さん、○○さん、ご結婚おめでとうございます。このようなおめでたい席で一緒にお祝いできること、心から嬉しく思います。

 

2.自己紹介

お祝いの言葉の後に、自己紹介をしましょう。自己紹介と言っても、分かりやすく簡潔にすることが重要です。主役は新郎新婦にするために、自己主張のない自己紹介にまとめましょう。

 

【例文】

・私は、新婦の高校時代からの友人で、○○○○と申します。ご指名により、誠に僭越(せんえつ)ではございますが、友人代表としてお祝いの言葉を述べさせていただきます。

 

・私は新婦〇〇さんと同じ株式会社▲▲の営業部で一緒に働いている〇〇〇〇と申します。

 

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