年末年始は実家に帰省したり、親戚が一同に会すようなシーンも多い時期。 核家族化が進む現代日本では、日常生活のなかで親戚の繋がりを実感する機会が少なくなりつつあります。それに伴い、“親戚付き合い”について感覚的に体得するタイミングも減ってしまいました。 例えば、結婚式に呼ぶ「親族」はどの範囲なのか、忌引きは何親等まで適用されるものなのか、実は正確に把握できていないという人も少なくないのではないでしょうか。

 

普段の生活を送るうえでは特別意識することがない「親等」に関するちょっとした豆知識を一緒に確認してみませんか?

親等の数え方を覚えておこう

まずは法律的にも重要な意味を持つ、親等の数え方を確認してみましょう。


日常生活を送るうえでは「親戚」というざっくりとした区分で不自由することはありませんが、親等の考え方はお祝い事や弔事、相続などの様々な場面で必要となります。 よく知らないという方は、この機会に次の3つを覚えてみましょう。

 

・1親等・・・親、子、配偶者の親


・2親等・・・兄弟姉妹、祖父母、孫、配偶者の祖父母、配偶者の兄弟姉妹


・3親等・・・叔父叔母、甥姪

 

家系図を思い浮かべるとわかりやすいのですが、縦の線をひとつ上がる、または下がる場合に1とカウントします。横の線はカウントしないため要注意です。


また、いとこなどは4親等に値します。年齢が近いいとこは親戚の中では比較的身近な存在という方も多いかもしれませんが、法律上はあまり親しい血縁関係ではないことがわかります。

 

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