赤ちゃんが無事に生まれ、安堵したのもつかの間。「体重がなかなか増えない」「歩くのが遅い」「言葉が他の子より遅いのでは?」など、発育や発達で気になることが次々と出てきますよね。「病院に連れて行くべき? でも病気ではない…」そんな迷いが生じたときに、ぜひ訪ねて欲しい存在が「保健師」です。

保健師は母子の悩みに答える〝その道のプロ〟


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厚生労働省の『平成22年乳幼児身体発育調査報告書』によると、平成12年の調査と比べ「乳幼児の運動機能・言語通過率」が、やや遅くなっています。 つまり「ひとり歩きや、単語を喋り始める月齢がやや遅くなった」ということ。この他に「乳幼児の発達が経年的に遅れてきているという」いくつかの研究報告があります。 原因ははっきりしないものの、社会との関わりや生活習慣の変化による影響が示唆されているようです。

 

発育や発達については「乳幼児健診」などでチェックを受け、遅れがあればその後も継続的にフォローしてもらえます。 しかし、健診では異常がなしと言われても、気になることは日々出てきます。次の健診までの間、不安になることもありますよね。 1日のほとんどの時間「ワンオペ育児」している現状では、不安や焦りからネット検索して、ますます不安になる…なんて悪循環も。


なによりも「ママの安心が一番大事」だと思う筆者は、気になることがあるときには〝その道のプロ〟に相談するのが一番だと思っています。 具体的にはかかりつけの小児科、療育機関、市区町村の母子相談窓口など「専門の相談機関」に相談するのがいいでしょう。 なかでも今回スポットを当てるのが、市町村など行政の「保健師」です。