共働きの家計管理術の第5 回目は、「保険」のお話。保険って必要なんだろうけど、パンフレットを読んでもちんぷんかん…という人が大多数。すすめられるままに加入して放置、というケースも。ムダにかけすぎていないか、見直してみませんか?

 

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お話をうかがったのは 前野 彩(まえのあや)さん
FPオフィスwill代表。CFP®認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士。個人の家計相談を中心にテレビや講演等、全国にて幅広く活躍ズボラで節約嫌い、家計簿嫌いを自認する本人が考案した、合理的で効果バツグンの家計管理が大好評。「本気で家計を変えたいあなたへ<第3版>」(日本経済新聞出版社)他、著書も多数。http://www.fp-will.jp/

本気で家計を変えたいあなたへ第3版_カバー
『本気で家計を変えたいあなたへ<第3版>』

 

保険は入るべき? 実は入らなくてもいい人もたくさん

 保険は、病気や死亡など「マイナスな出来事」に対する備え。想像してしまうと人はどんどん不安になって「かけておけば安心」となりがちです。 専門的な知識もないため、「みんな入っているから…」「すすめられて…」と加入してしまう人も。 『自分の状況がわからないまま、保険に入っている人が本当に多い。でも、保険は必要な人が必要な分だけ入るもの』と前野さん。 「保険は入るべき」というのは、すり込みに近いと指摘します。というのも、「実は保険に入らなくても困らない人はたくさんいる」からです。