【この記事は、CHANTOママライターによるウェブ限定記事です】

                       

ライター名:ナヲミング

 

私は大卒から現在まで10年以上、団体職員の正社員として働いてきました。ここまで仕事を続けてこられたのは、絶大な家族の協力があってこそ。そして、産休育休を経て、子育てをしながら働き続け、中堅どころのいい歳になった昨年には、昇進することもできました。もちろん資格を取得したり、スキルアップを目指して自分なりに努力してきましたが、時代が「働くママ」に追い風だったり、人材不足などの社会のタイミングもあったのだと思います。そんな私の、いろいろな力を引き出してくれたのは、私の強力なマネージャー、「あな吉手帳」の存在がとっても大きいです。

 

「あな吉手帳」って何?

料理研究家・手帳術研究家の浅倉ユキさん(あな吉さん)の考えた「A5の6穴手帳」と「フセン」を使った手帳術です。主婦の悩みから生まれた手帳術ではありますが、家事・育児・仕事を同時にこなす働くママにピッタリの手帳だと思っています。あな吉手帳術の詳しい内容ついては、ホームページや著書をご覧いただきたいのですが要約すると

 

 

 

 

という手帳術です。

 

あな吉手帳はこんなところが便利!

あな吉手帳を使い始めたのは、次男の育休終わる頃。最初は家事や入園準備などがとんでもなくはかどるところに感銘を受けたのですが、育休明けに配属された部署が、

 

  • まわりからは暇そうに見られるけど、実は細かいやることがいっぱい
  • 予定を立てても、一本の電話や来客に振りまわされることが多い
  • 自分自身もこどもの体調でいつ休むとも限らない

 

という、まるで主婦の仕事のような職務内容と自分の状況に、あな吉手帳が思う存分生かせう!とひらめいたのです。もともと、私は激しいうっかりタイプなのですが、あな吉手帳を使うことで、フセンをチェックできて、細かいタスクを忘れることが激減。スキマ時間に細かいルーチンワークや電話連絡をできるようになるなど、効率アップにも効果がありました。さらに

  • 出かけたついでに済ます用事の把握、業務の優先順位の立て方
  • スタッフへの仕事の振り方
  • ウィッシュ的業務のちりばめ方
  • 家族へヘルプを頼むタイミングの取り方

 

などを、手帳術を通して、うまくやりくりできるようになっていきました。

 

私の「あな吉手帳」を公開します!

手帳には、その日やりたいことを、こんな感じで貼っています。アバウトな時間軸に合わせて、仕事も家事も育児も全部一緒。例えば平日しかつながらないコールセンターに電話するフセンは、お昼休みのところに貼っておけば、夜になって「また忘れてた~」を防げます。

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仕事や家事が立て込むと、こんな週もあります。タスクをひとつひとつ達成して、このフセンがすべてはがれた瞬間は爽快!目に見える達成感は、次の行動へのモチベーションにもなります。もし、はがせないタスクがあっても、優先順位を考えて次のタイミングに移動させればいいだけ。できなくてダメだった、と落ち込む必要はありません。手帳には、スケジュールやタスクを書いたフセンだけでなく、保育園からのお手紙やこどもの写真など、好きなものをはさんでいます。仕事に関する情報ページには、大好きな職場のみんなの写真でモチベーションアップ☆

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このページには、仕事上の課題だったり、今後自分がやりたい目標だったり、私の理想やそれに対する情報が書かれています。もちろんフセンにメモメモ。

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このページを眺めては、今自分がおかれている現状を確認したり、やれそうなことをやれそうなサイズに細分化して、平日のちょっと空きそうな時間に散りばめたりしています。そうするうちに、日々のルーチンやトラブルやアクシデントや子どものお迎えに追われつつも、不思議なくらい、不可能と思ったことをいくつも実現することができたのです。達成したフセンも捨てずに裏ページに貼っておきました。まず、モチベーションUP! 私はここまでやれた。今ここにいる。の軌跡がわかる。そして、現実的に、自分の成果を上司に文字数字で伝えられる。この手帳の資料を査定のアピール材料にすることで、昇進につなげられたのだと思います。元々がうっかり者の私にとって、あな吉手帳術は仕事と家事育児をモレなくこなすだけでなく、やりたいことも着々とかなえてくれる有能なマネージャーのような存在です。時間がなくて仕事と家事の両立に悩んでいる方がいたら、ぜひ一度、試してみてくださいね。