
「おたふく風邪」とは? 原因は?
「おたふく風邪」の正式な病名は「流行性耳下腺炎」と言います。 耳や顎の下にある唾液腺(唾液を分泌する器官)に炎症が起きて腫れ、まるで〝おたふく〟のような顔になることからこう呼ばれます。 3~6歳の子どもに多く発症し、保育施設や学校などで流行することも少なくありません。 おたふく風邪は「ムンプスウイルス」という病原体に感染することによって発症します。感染してから症状が現れるまでは、平均18日ほど。 症状が現れる1週間ほど前から、唾液と共にウイルスが排出されるため、感染に気づかないまま周りに広めてしまうことも少なくありません。