四季折々に美しい風景、豊かな食文化にも恵まれた京都は一年中が観光シーズンと言えます。年間を通してさまざまなイベントも行われている京都ですが、皆さんは「京都四大行事」というのをご存じですか? 今回は、開催間近!気候の良いこれからの秋の季節に行われる「時代祭」についてご紹介します。

秋の京都を旅するなら「時代祭」に行きたい!


京都には「四大行事」と呼ばれる有名な4つのお祭りがあります。 1つめは、毎年5月に行われるのが「葵祭(あおいまつり)」。平安装束の優美な行列が人気のお祭りです。続いて7月に行われる「祇園祭(ぎおんまつり)」は、約1,500年前に起源を持つ優雅で古趣なお祭りで、平安貴族姿の500名以上の人々が、京都御所、下鴨神社、そして上賀茂神社へと向かう姿が見どころとなっています。3つめは8月に行われる「京都五山送り火(ござんのおくりび)」。精霊を送るための仏教的行事です。大文字、左大文字、妙法、船形、鳥居形の炎の文字が闇の中に浮かび上がります。 そして4つめ、10月に行われるのが「時代祭(じだいまつり)」です。

 

このお祭りは、平安遷都1,100年を記念して、明治28年から始まった時代祭は平安神宮の大祭です。平安時代から明治維新の時代まで、約2,000人の市民がそれぞれの時代のスタイルに扮して京都の町を練り歩く「時代風俗行列」が一番の見どころとなっています。 都の1,000年の歴史を約2時間で振り返る、この豪華パレード。桂小五郎、西郷隆盛、織田信長といった誰もが知るような歴史上の人物に扮し、馬や牛車に乗って次々と目の前を通っていきます。 女性たちのきらびやかな衣装も見どころのひとつです。

 

>>NEXT 時代風俗行列はいつどこで見られるの?