とっておきの1枚、何を重視して選ぶ?
ループが長めのふんわりした肌触りのものや、短くてしっかりした感触のものなど、好きなタオルのタイプは人それぞれ。ほかにも、綿やリネン、ガーゼなど素材の違いや、色・デザインも多様なので、タオルを選ぶポイントはたくさんあります。良いタオルの条件とはどんなものなのでしょうか。
水分をふき取るというタオルの役割から考えても、やはり最重視したいのは吸水性。また、肌にダイレクトに触れるという点から、肌触りも無視できないポイントですね。 そこでおすすめなのが、綿素材のタオルです。中でも「無撚糸(むねんし)」という、綿糸をねじり合わせていない糸を使ったタオルは、繊維の間に隙間があって吸水性に優れています。毛羽が立ちやすいという弱点はあるものの、ねじっていない分、ふんわりやわらかいのも特徴。 その一方、撚りの強い(ねじりの強い)糸を使ったタオルは少し硬めの印象ですが、毛羽が立ちにくく耐久性に優れているという長所があります。
色やデザインについては基本的に自分が好きなものでOKですが、インテリアにこだわりたい人は、自宅のテーマカラーと合うか、家の中にあっても浮かないデザインかなどの観点も加えて選べば、納得のいく1枚に出会えそうですね。
柔らかな肌触りを長くキープする洗濯方法
使い始めのときはふわふわだったタオルも、使用と洗濯を繰り返すうちにゴワついたりヘタったりしてきます。せっかく手に入れたお気に入りの1枚は、もっと長持ちさせたいもの。ここではタオルの正しい洗濯方法をみていきましょう。
まず、洗濯機の中は詰め込み過ぎず、多めの水でゆったり洗うこと。そして、柔軟剤は極力避けるのがポイントです。柔軟剤は油分であるため、タオルの吸水力が落ちやすくなるからです。また、新品のタオルに使うと毛羽立ちの原因にもなります。
脱水が終わったら干す前にパタパタと振り、倒れたパイルを起こしましょう。このひと手間で、乾いたあとのふんわり感がよみがえります。また、強い日差しのもとで長時間干していると、乾燥し過ぎて硬い質感になってしまうので、風通しの良い場所に陰干しできればベストです。
>>NEXT 迷ったら「タオルソムリエ」のアドバイスを参考に