「もう1人子どもがほしい」そう思ったとき、まず行いたいのは妊娠に関する適切な知識を身につけること。そして自分の体の状態を把握すること…いわば自分の現在地の確認です。 そこからもう一歩踏み込んで「再びの妊娠」という目的地に近づくには、どんなことが必要なのでしょうか。

前回の記事に続いて考えてみたいと思います。

 

 

レディースドックでわかること


前回の記事では、自分の体の現状を把握するために「レディースドックを受けること」をおすすめしました。 レディースドックとは子宮がん、子宮筋腫、卵巣がん、子宮内膜症、乳がんなど、女性特有の病気の早期発見を目的とした健康診断(人間ドック)です。 受診する医療機関やコースによって検査項目は異なりますが、おおよそ以下のような検査を行います。

 

●問診
家族歴、既往歴、自覚症状などの確認

●一般計測
身長、体重、BMI、体脂肪率、視力、聴力、腹囲などの計測

●尿検査
糖、蛋白、ウロビリノーゲン、潜血、沈渣、pH、尿比重などの検査

●血液検査
血液一般、肝膵機能、糖尿病、腎機能、血中脂質、梅毒、膠原病などの検査

●子宮がん検査
子宮頸部細胞診、経膣超音波、HPV

●乳がん検査
マンモグラフィ、乳房超音波

 

これらの検査により現在の子宮や卵巣、乳房の状態を確認できるほか、場合によっては自覚症状に乏しい女性特有の病気や性感染症、がんなどの発見につながることもあります。 妊娠、出産という変化を通じて自分の体がどのように変化したのかを把握する意味でも、2人目妊活を始める前にレディースドックを受けておくことは有効といえます。

 

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