以前から問題視されていた「少子高齢化」。総務省の推計によると、65歳以上の高齢者人口は1950年から増加傾向にありました。9月15日時点では3588万人と過去最多を更新し、益々深刻化の一途を辿っています。

平均寿命は男女共に80歳以上!


同省の公式サイトを見ると、高齢者人口は前年より32万人増加。総人口に占める割合は28.4%を占め、およそ4人に1人が65歳以上という計算になります。男女別では、女性が男性より468万人も多い結果に。

 

年代別に人口を分けたところ、80歳以上だけでも前年に比べて21万人増えていることがわかります。ちなみに1950年の頃、高齢者人口の割合はわずか4.9%。現在までの数十年間で、高齢化社会が浸透していきました。

 

世界規模で見ても、「日本」の65歳以上の人口と割合は共に1位。このまま進めば2025年には30.0%、2040年は35.3%になると同省は推測しています。

 

今年7月に厚生労働省が発表した平均寿命も、昨年の時点で女性が87.32歳、男性が81.25歳と過去最高に。国別での男性平均寿命は世界3位で、女性は2位にランクインしています。

 

平均寿命が伸び続けている要因として、政府は“腫瘍や心疾患、肺炎などの死亡率の低下が関係している”とコメント。一人ひとりの健康意識が高まることで、さらに寿命が延びていくかもしれません。