「休日に常備菜を用意して、平日は出すだけ」「ながら掃除」などなど…世の中にあふれる時短テク。でも現実には、休日は休日で大忙しで、常備菜作りの時間なんてない…というママは意外と多いようです。世の中で「さも簡単」かのように語られる「時短テク」…ハードルが高いと感じるママに話を聞きました。

 

 

■常備菜づくりで休日はヘトヘト(愛子さん/32歳/銀行員)

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平日はおかずを数品作る時間なんてないので、週末はなんとしても、世にいう「常備菜」をストックしなければなりません。しかし、休日は休日で子どもが家にいるので、なかなか家事の時間が取れないのが現状です。

3歳と5歳の息子はやんちゃで甘えたい盛り。ケンカして泣いては抱っこをせがみます。左手に次男を抱きかかえて、右脚にしがみつく長男を振りはらいながら、野菜を切ったりひき肉を炒めたり、なんとか毎週5品ほどの常備菜を作っていたのですが。

週末は買い出しや掃除もしなくてはならないので、平日よりも忙しいくらい。「休日に常備菜を作っておきましょう」っていうけれど、決してラクではないと思うのです。平日のために、結局は貴重な休日を消費するんですから。

時短テクのハードルの高さに気づいてから、いまや週末の常備菜作りは中止。平日はスーパーのお惣菜に頼ったり、多めに作ったときの冷凍で乗り切っています。