調べものをするときに使用する「辞書」。イマドキの学生は電子辞書を使うかもしれませんが、実は紙の辞書を使った方が学力アップにつながるそうです。今年9月にTBS系で放送された『教えてもらう前と後』では、辞書引き学習のメリットを特集していました。

 

辞書引き学習ってどうやるの?


同番組では「踊る」と「躍る」の違いについて出題。出演者が首をかしげる中、小学6年生の女の子が2つの違いを説明してくれています。「踊る」とは「ある決まりに従っておどること」で、「躍る」は「勢いよく跳び上がること」という意味だそう。

 

紛らわしい意味の違いを説明できた秘密は、小学生に話題の勉強法「辞書引き学習」にあります。番組に出演していた小学生の1人は3年以上この学習法を続けており、4000枚もの付箋を辞書に貼っていました。また他の小学生には“読書感想文のコンクールで賞を取った”“国語の偏差値が10くらい上昇”といった実績も。

 

辞書引き学習の方法は、ランダムに辞書を開いて知っている言葉に付箋を貼るだけです。 その理由を小学3年生の男の子は、“自分が知っている言葉でも、辞書を引くと知らなかった意味や知識が得られる”と説明。さらに付箋を貼ることで“自分はこれだけ調べたんだという自信が持てる”“努力が目に見える”といった達成感が得られます。