姑もあきらめ加減の「ぽっちゃり嫁」認定(若葉さん/29歳/介護士)
私のお姑さんは、60代とは思えないほどのナイススタイルの持ち主。40代から始めた大人バレエでますます美しさに磨きをかけたそうで、無駄なお肉はどこにもなく、いつも身体のラインが見えるピッタリ系の服装で美しい体幹を披露しています。 一方、私はというと結婚後、元々ふくよかだった体型にもう一回りお肉がつき、姑から「樽みたいね」と言われる始末。義実家に帰るたびに少ない食事しか出されず、散歩などに連れ出され、あるときには姑のダイエット合宿に強制参加させられたこともありました。 でも私は、ダイエットなんてする気すらありません。毎日ご飯がおいしいですし、隠れポチャ専の旦那は「変わる必要ないよ。ぷにぷにしててかわいい」と言ってくれるんです。 そこでもう開き直ることにしました。義実家に帰省するときは、途中コンビニに寄り、いつもより多めにお菓子を購入。かなり少量の姑の手作りご飯のあと、持参したおやつを頬ばります。 いまも「食べすぎよ!」など言われますが、だんだんとその声に力がなくなっているのは、気のせいではないと思うのです。
がんばりすぎて無意識に嫁としてのハードルを上げちゃっているお嫁さん、多いのではないでしょうか。義両親とは一生のおつき合い。「ダメ嫁」認定とまではいかなくても、力を抜いてありのままの自分を見せたほうが楽になれそうです(笑)。
文:秋元一花