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すぐれた収納は散らかった部屋が片付くだけでなく、人生の悩みを解決するチカラをもっています! 1日30分、引き出し1か所からでいいので、物の配置や置き方を整えてみましょう。必要以上にひとりで頑張ったり、イライラして家族に怒鳴ったりしなくても、あなたの悩みは解消されていくはず。そこで、代表的な5つの悩みを収納で解決する方法をお教えします。

 

 

悩み(1)ムダ買いしちゃって貯金がふえない…

⇒収納の定位置とストック量を決めましょう!

 

ムダな買い物が多い人は、収納の定位置が決まっていない可能性が。「保管場所がバラバラだと持ち物の量や種類が把握できず、自分に必要なものが判断できません」と伊藤さん。結果、家にあるものをまた買ってしまったり、使いきれないほど買いだめしたり、セール品にとびついたりしてしまう。物の定量と定位置を決めれば、管理もしやすくなり、こうしたムダ買いは自然とおさえられる。

 

悩み(2)あせって仕事でミスして落ち込む…

⇒書類を色や形で分類すれば、探す時間が削減できます!

 

物が散乱したデスクでは必要な書類探しなどに貴重な時間を奪われ、仕事のミスを引き起こしかねない。「物を探す時間を減らす効果的な整理法は、ファイルの色や形を仕事の案件ごとに変えることです。インデックスなどの文字情報でうまくいかない場合は、思いきって視覚情報に変えてみましょう。瞬時に判断できます」

 

悩み(3)家事に追われて自分の時間が持てない…

⇒子どもが自分で片づけるしくみをつくりましょう!

 

「家事は自分でやったほうが早い」という思いこみが大きな落とし穴。収納さえ整えば家事も家族とシェアできる。たとえば浅く、軽く、低い収納をリビングに設置してみよう。子どもは洗濯ものや片づけに遊び感覚で参加でき、同時に親子のコミュニケーションもはかれる。結果、家事や育児に追われていた時間を自分のためにも使えるように。

 

悩み(4)夫が家事を手伝わなくてイライラ!

⇒夫が探さなくてもわかる収納に変えましょう!

 

家事自体の手間より、わかりづらい物の配置が夫の家事参加を妨げていることが多い。たとえば「洗濯機のスイッチを入れることは簡単でも洗剤の場所がわからない」「食器を洗っても戻す場所がわからない」など、そのストレスが“自分にはムリ”と思わせてしまう。家事道具を取り出しやすい場所、動線の近くに収納するだけで夫の行動は変えられるもの。

 

悩み(5)夕飯の時間が遅くて、子どもがなかなか寝てくれない…

⇒料理や片づけの動線にそった物の配置を変えましょう!

 

帰宅後、最も時間をとられる家事が料理。だからこそ、キッチン収納を改善すれば、大幅な時短が見こめる。「たとえばコンロの下に鍋を収納している人が多いのですが、水を張ってから火にかける『ゆでる用の鍋』はシンク下のほうが効率的です」。最初に使う場所を考え、動線が短くなるように収納場所を見直すだけでも、調理時間が縮められる。