世界共通言語になった「うま味」


カップヌードルのようにサッといただけるのが、18位にランクインした永谷園のお茶づけ海苔。現在では20カ国以上の国に輸出している大ヒット商品です。そんな同商品が、お湯をそそぐだけで均一に味が染み渡る理由をご存知でしょうか?

 

お茶づけ海苔の画期的なポイントは、あの細かい緑色の粒。抹茶、昆布粉、塩、砂糖といった数種類の材料をひとつの粒にギュッと凝縮しています。調味料をまとめることで、均一な味を保つことに成功しました。パリパリとした食感が特徴の“あられ”も、袋内の乾燥剤として活躍しているそうです。

 

主婦にとっては身近な存在の「味の素」(12位)は、なんと世界中の味覚を変えてしまった発明品。味の素といえば、「うま味」をつけ足すときに使う調味料ですよね。その「うま味」自体は日本が発見したため、「Umami」は世界共通の言語として広まりました。

 

日本が発明した画期的な食品に、視聴者からは「日本の食に対する探究心がすごすぎる!」「今度、外国人に『うま味』って言ってみようかな?(笑)」といった声が。普段何気なく食べているものにも、意外なエピソードが隠されているかもしれませんね。

 

文/内田裕子