7月31日、厚生労働省は最低賃金の引き上げを決定しました。全国平均で901円となり、今までの平均時給874円に比べると27円引きあがったことに。歓喜の声があがる中、不安を募らせる人もいるようです。
地域によって時給の格差が!
以前から最低賃金の改定は度々行われてきましたが、全国平均900円台は初めて。各地域によって引き上げ額も異なり、東京都と神奈川県に至っては1000円以上となります。特に問題がなければ、今年の10月から実施されるそう。
2002年以降で最高となる引き上げ額に対し、ネット上では「パートへのモチベーションに繋がった」「今の職場は最低賃金だから、時給が上がってくれて最高の気分」「子どもにもお金がかかるし、少しでも上がってくれるのはありがたい」など喜びの声が相次いでいました。
一方で、「元々の時給が低いので全然満足できません」「消費税も10%になるから、もっとアップして欲しい」「数十円程度じゃ全然上がった気がしないよね」といった不満も続出。
地方で働く人の中には、「最低賃金が上がっても全国平均の900円にすら届いてない…」という声が寄せられていました。実は、都市部と地方の最低賃金には格差が。例えば東京都と鹿児島県では、今回の引き上げによって226円もの差が開きます。鹿児島県の時給は26円上がっても「787円」で、800円にも達していません。「地域でそこまで物価の差はないはずなのに、どうなってるの?」という疑問の声も。