実の娘の孫や初めての孫、容姿や性格がかわいい孫など…理由はさまざまですが、姑が特定の孫だけをかわいがる〝孫差別〟の話はよく聞きます。親からしたらどの孫も平等にかわいがってほしいものですが、なかなか難しいのが現実のようです。今回は「男孫と女孫」という、性別による孫差別の体験談を聞きました。
■孫差別の理由が「え、それだけ?」(奈々さん/34歳/パート)
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わが家には、今年
6歳の息子と
4歳の娘がいます。姑も第一子ができたときはとても喜んでくれ、あまりうまくいっていなかった嫁姑関係も、息子の登場で劇的に良くなりました。娘のときも同じように喜んでくれるかと思っていました。
ところが娘が生まれてからも、姑は息子しか可愛がらないんです…同じ孫なのに。それは、子どもが大きくなるにつれて顕著になっていきました。息子が「おばあちゃん」と話しかけると満面の笑顔で振り向くのに、娘にはあっさりしたもの。
そしてどうやら家に来るたびに、息子にはお小遣いをあげているようですが、娘にはあげないんです。最初は「年齢の問題かな?」と思っていたのですが。娘もうすうす気がついてきて、姑が帰ると「今日もお兄ちゃんだけだった」と寂しげにつぶやくことも。
さすがに対応の違いが気になって、姑にそれとなく理由を聞いてみたんです。すると「男の子のほうがかわいいじゃない」という、なんとも単純な理由…ずっとこの状況が続くのかと思うと、先が思いやられます。