■秋田式学習法とは具体的にどんなものか

学校側での学習体制は先述した通りですが、秋田式学習法が注目されている理由の1つに、家庭学習が身につけられるよう工夫された「家庭学習ノート」があります。 学習内容は自身で決められ、ノートに授業の復習や予習、自由研究、計算問題、漢字学習など自身が興味を持っていることを家庭で学習します。ノートは毎日学校の担任の先生に提出をし、先生はアドバイスや感想などを書き込みます。 これを毎日継続的に実施をすることで、学習意欲が高まり、探求心が芽生え、家庭学習を習慣にすることができます。 こうして家庭学習が習慣化することにより、通塾率が低いにも関わらず、秋田県はトップになることができたようです。


■秋田県に習うべく参考にしたい家庭教育

こうした家庭学習ノートを参考にして、自宅でも秋田式学習法を取り入れることができます。 まずノートを1冊用意します。1日1、2ページずつ子供自身が興味があることを学習します。毎日決まった時間に根気よく学習することで、自宅学習の習慣を身に着けることができそうです。 気を付けるポイントは、親が学習内容についてコメントを入れたり、内容を確認することを忘れないことです。親御さんにとっては、毎日内容を確認し、コメントを入れるたり確認することは負担になってしまいますが、家庭学習を習慣化させるポイントはここにあります。 学習を介したコミュニケーションを取ることで子供のやる気を継続させ、習慣化に導くことができますので、ぜひお子さんと二人三脚で頑張ってみてください。


■家庭学習ノートのデメリット

家庭学習の習慣をつけるために家庭学習ノートがありますが、ノートに書かないような学習方法もありますよね。 例えば、図鑑を持って外へ出掛けて花や虫の名前を学習したり、読書を長時間するようなことも国語の家庭学習といえます。 立体図形おもちゃを使い図形を学んだり、公文のような家庭学習教材を使って勉強することもあるかと思います。 そういったことが好きなお子さんにはノートに記録するような家庭学習は向いていない可能性があります。 お子さん自身に合った家庭学習方法を見極めていくことが大切になりそうです。 秋田県式家庭学習方法をもっと詳しく知りたい方は、書籍がたくさん出ていますのでぜひ手に取ってみることをお勧めします。