夏休みに出される宿題のうち、子どもも親も気が重くなるもののひとつに読書感想文があります。単なる作文と違って、まず本を読み、その内容について自分の意見や感想を組み立てていく読書感想文は、大人にとってもハードルが高いもの。つい後回しにしてしまう子どもの気持ちがわかりますよね。 ここでは、国語が得意でなくてもできる、読書感想文を書くうえでのちょっとしたコツをご紹介します。


■感想文を書きやすい本を選ぼう

読書感想文に取り掛かるうえで、重要なのは本選び。特に本を読み慣れていないお子さまにとって、自分ひとりで選ぶのは難しいでしょう。ぜひおうちの方も一緒に選んであげてください。 本選びのポイントは、まずお子さま自身が興味をもてるテーマであること。自分の趣味や好きなスポーツについて書かれているもの、自分と同じ年齢の主人公が活躍するストーリーなど、物語の世界に入りやすいものがよいでしょう。 読書感想文は、自分の心に残ったことを掘り下げて書いていくものなので、驚いたり悲しい気持ちになったり、共感したりなど、読んでいるうちにたくさん心が動く作品の方が、書きやすいのです。 どうしても迷うようなら、子どもたちが楽しい読書体験を得られるようにと、全国学校図書館協議会が選定した課題図書に挑戦してみましょう。