投資を行う上で避けて通れないのが、株価の下落なのではないでしょうか。 所有株が上昇すればその分利益となりますが、下落してしまうと大きな損失となってしまうリスクもあるため、一般的には下落=マイナスと捉えられがちですよね。 しかし、実は株価が下落しても儲けを出す仕組みが株式にはあるんですね。 それが「空売り」という手法です。

 

■空売りとは?

それではいったい、空売りとはどういった手法なのでしょうか。 投資初心者の方にも分かりやすいように詳しくご説明させていただきますね。 ・空売りとはいわば株の前借り 空売りとは簡単に言ってしまえば、株の前借りです。 実際に自分が保有していなくても、証券会社から株を借りて売却する事ができます。 通常であれば、まずは株を買うところから始まりますよね。 安く買って高く売る事で利益を出すのが通常のやり方ですが、空売りはその逆で高く売ってから安い金額で買い戻す事によって利益を生み出すという手法です。 例えば1株1,000円の段階で空売りをしておき、それが下落して800円まで下がった段階で買い戻す事によって、200円の利益を得られるんですね。 つまり下落が予想される株を事前に売っておき、ある程度の金額まで下がったところで買い戻すのが空売りの仕組みとなっています。 ・どうやって株を空売りするの? ではいったい、どうしたらそのようなやり方を行う事ができるのでしょうか。 株の空売りは信用取引を使って行う事が可能です。 信用取引とは自己資金以上の金額を使って株の売買を行う事ができる方法で、現金や株式を証券会社に預け、それを担保として預けた評価額の最大3.3倍まで取引を行う事ができます。 その担保を使い証券会社から株を借り受けたら、それを市場に売り出すことで実際には自身が保有していない株を売却する事が可能になるという事なんですね。