前回は「 名作ボードゲーム!おすすめ3選【2・3・4・5歳向け】 」をご紹介しましたが、今回は対象年齢6歳。小学校入学前後のこの年齢になると、多くの種類のボードゲームで遊べるようになります。数ある中から白坂さんがおすすめする3つをご紹介します。

目次

見えない壁を突破する記憶力が鍵!
魔法のラビリンス

対象年齢:6歳以上、プレイ人数:2〜4人、プレイ時間:20〜30分、価格:6,000円(JELLY ONLINE)    

ボードゲーム「魔法のラビリンス」

まずご紹介するのは「魔法のラビリンス」。2011年にドイツ年間キッズゲーム大賞を受賞した作品です。魔法の迷路を進んで魔法の紋章を集めた人が勝ちです。

 

まずは、好きな色のコマを選びます。コマの裏には磁石が付いていて、ボードを写真のように挟んでコマにボールをぶら下げます。

 

ボードの下は、このように壁で仕切られていて、壁のある道を通ると金属のボールが落ちるような設計になっています。

 

「紋章」の入った黒い袋からランダムに1つ選び、同じ絵柄のマスに置きます。

四隅にそれぞれのコマを置き、順番にサイコロを振り、魔法の紋章に向かって出た目の数だけ進めます。

 

縦横好きな方向に進めますが、ボードの下は見えないので、壁があるところを通ってしまうことも。そうすると金属ボールが落ちるので、スタートからやり直しです。どこに壁があるのか、やりながら壁の位置を覚えていって、見事魔法の紋章を5つ集めたら勝ちです。

 

何度も同じ壁に引っかかって悔しい思いをしたり、自分が覚えている壁に相手が引っかかってちょっとニヤッとしたり。壁の作り方で難易度も変えられるので、何度やっても楽しめるゲームです。

 

お題の通りにカップを素早く並べよう!
スピードカップス

対象年齢:6歳以上、プレイ人数:2〜4人、プレイ時間:10〜15分、価格:3,240円(JELLY ONLINE)      

 

ボードゲーム「スピードカップス」

続いてご紹介するのは「スピードカップス」。いかに素早く、お題カードの通りにカップを並べられるかを競う、スピード重視のゲームです。

 

お題の描かれているカードがめくられたら色順などを見て、自分のカップをその絵の通りに素早く並べます。お題の通りに並べ終わったら中央に置かれたベルを鳴らし、そのカップの並べ方が正しければそのカードがもらえます。何回か繰り返し、最終的にカードをたくさん獲得できた人が勝ちです。

 

お題のカードは縦に重ねるもの、横に並べるもの、左右交互に並べるものがあり、かなり白熱します!一瞬でお題を記憶して手を素早く動かす能力が試されます。ルールが簡単なので、小学生くらいから大人まで盛り上がるゲームです。

 

みんなで協力しながら進める記憶系ゲーム
レオ

対象年齢:6歳以上、プレイ人数:2〜5人、プレイ時間:約30分、価格:4,100円(JELLY ONLINE)     

 

ボードゲーム「レオ」

こちらは、プレイヤーみんなでライオン「レオ」を床屋さんに連れて行く協力系のゲームです。

 

まずは道タイルを裏返しに繋げて道を作ります。道の繋げ方は自由です。

 

スタート地点にはライオンのレオのコマ、ゴールにはサルの絵が描かれた床屋カードを置きます。

 

プレイヤーには数字と動物の絵が描かれた「移動カード」が配られます。床屋が空いている時間は朝8時から夜8時までで、レオを5日以内に床屋に連れて行けたらクリアとなります。

 

順番に手持ちの移動タイルを出して、その数字の分だけレオを進め、進んだ先の道タイルをめくります。例えば、「青3」の移動タイルを出したら3マス進め、めくった道タイルが青色もしくは「道しるべタイル」であれば、時計を進めなくて済みます。

しかし、めくった道タイルがほかの色の場合は、その道タイルに書かれた数字の分、時計を進めなくてはなりません。

 

こうして時計の針が8時になったら1日が終わり。床屋に連れて行けなかったときはチャレンジ失敗なので、レオのタイルに1日分のたてがみピースをはめます。4日でレオのたてがみはもじゃもじゃに!

 

移動カードを配り直してスタートからやり直しです。道タイルは同じ場所にまた裏返しておきます。2日目は、1日目でめくった道タイルの色や数字を覚えておけば、戦略的に手持ちの移動カードを出すことができます。

 

5日以内に床屋に行ければゲームクリアです。家族が協力してクリアしたときはみんなで達成感を味わうことができ、絆も一層深まるはずです。

 

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取材協力 JELLY JELLY CAFE


子どもから大人まで楽しめるボードゲームカフェ。現在、首都圏9店舗のほか、名古屋、大阪、福岡にも展開。世界中のボードゲームを多数取り揃えているほか、初心者1人で行っても楽しめるイベントも開催している。

 

取材・文/田川志乃 撮影/masacova!